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A day at Ryûkinka no sato

Une journée à Ryûkinka no sato

Written by...

Le’onore CARRASCOSA

リュウキンカの郷は、この地に暮らすように滞在する1棟貸スタイルの宿泊施設で、くまがわ鉄道 あさぎり駅から自転車で約15分程の場所にあります。自転車は神社の鳥居のようなデザインが特徴的な駅舎「おかどめ幸福駅」で借りることが出来ます。リュウキンカの郷はおかどめ幸福駅から約2㎞、人吉駅からは約13㎞の場所にあり、人吉駅からはローカル線・くまがわ鉄道でのアクセスが便利です。週末には観光列車「田園シンフォニー」が運行していますよ。

リュウキンカの郷は、宿泊以外にも、事務所・食の研修施設として利用されています。宿泊施設は、離れを1棟貸としており、キッチン・トイレ・ベッド・ソファー・TVを完備。歩いて数分のところに小さな商店もあります。レンタカーの利用が便利ですが、自転車や公共機関での移動も便利です。

下図はリュウキンカの郷周辺の地図です。近くに小さな商店があり、おかどめ幸福駅付近には「ドラッグストアー・モリ」、スーパー「コスモス」もあります。

それでは私がリュウキンカの郷で友人と約1ケ月、どのように過ごしたかご紹介します!まず施設は清潔感があり、アメニティや自炊に必要な備品も完備されています。バスルームが別棟にあるのでちょっと不便に思うことはありますが、畳の間やベッドもあり、古い家屋を快適にリノベーションされています。自然の中にある施設なので当然ですが、たまに虫には驚かされることはありました(汗)。

人吉市から奥球磨の方へ向かうと、山々に囲まれた広大な田畑の美しい景観を眺めることが出来ます。人吉市から球磨川に沿って整備されているサイクリングロードは湯前駅まで約33.4㎞あり、素晴らしい自然を堪能することができますよ!

宿の周辺には、とても親切な白柿夫妻が経営している山羊牧場「あさぎりせいりゅう」があります。こちらではヤギの乳絞り体験をさせてくれたり、ヤギのミルクも飲ませてくれました。白柿さんは、子どもたちにとって身近な動物や自然とのふれあいのもつ意味は非常に大きく、この時期に親兄弟や友達、学校の先生や周囲の人々、さまざまな動物や自然とのふれあいを通じて、 命の大切さや思いやりを身に付けて欲しいと山羊牧場をしているそうです。山羊ミルクの他にも山羊のチーズも造られてますが、購入には繋がらず辞めようとも思われていたそうです。でも私が白柿さんのチーズを食べた時に、日本に来て味わうことのできなかったフランスで食べるようなチーズの味だと言うと、とても喜ばれ、チーズ造りを続けようと言ってくれたのが印象的でした。

このほかにも宿の周辺には、球磨焼酎を造っている「高田焼酎蔵」や、花菖蒲で有名な「天子の水公園」があり、公園では5月中旬~6月中旬に多くの蛍を見る事が出来て、とても幻想的ですよ。

また地元のガイドと周辺を散策する「フットパス」もオススメです。地元の方と一緒に歩くことで、地元の方と会話をしたり、知らなかった場所へ行く事も出来ます。私たちは畳職人さんの工場や石蔵の宿なども見学しましたが、日本ではヨーロッパのような石蔵の建物は珍しく、この地域では穀物などの常温倉庫として建てられたものが今でも多く残っているそうです。また若いご住職のご家族が切り盛りしている「城泉寺」では、地獄絵などを拝観することも出来ました(時期にもよります)。

もし“リュウキンカの郷”だけでなく、地域の方との交流や農家民宿を経験をしたい時は、人吉球磨のグリーンツーリズムをコーディネイトしている一般社団法人隠れ里ひとくまツーリズムに尋ねてみてください。地元の方々と触れ合うことで、この地域の方々の暮らしや文化を知ることが出来、美味しい地元料理や球磨焼酎も楽しめますよ!

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Le’onore CARRASCOSA

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熊本県球磨郡あさぎり町から「食」の魅力を発信する交流施設